高校の馬術部に入った学生に読んでほしい記事

高校の馬術部に入った学生に読んでほしい記事
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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

色々な理由があると思うが、あなたは高校に入って馬術部に入部したのだ

それは動物が好きという理由だったり、スポーツとして乗馬に興味があったり

競馬の世界に就職したいなど様々だろう。

今回は筆者が高校馬術部時代に培った考えの一部をお伝えしようと思う。

まずはゴールを設定しよう

これから始まる三年間、短いようでかなり長い馬術部の生活が始まる。

今まで乗馬の経験がある人からすれば慣れた生活だが、全くの初心者からすれば日々大変なことに追われて

楽しい高校生活を犠牲にしなければならないことも出てくる。

そこでまずやって欲しい事は「三年後のゴールを設定」することだ。

 

ゴールとは

大学馬術部に進みたい、牧場で働きたい、厩務員になりたい、動物園などで働いてみたいといった進路問題

インターハイに出てみたい、120cmの障害を跳べるようになりたい、馬場の課目をふめるようになりたいといった技術問題

継続する精神力を身に着けたい、動物を毎日世話する忍耐力、ほかの部員の試合でフォローする協調性といった精神的問題

その辺のゴールを設定していただきたい。

 

これから始まる日々を脅すわけではないが、正直大変だ。

このゴール設定を目指していないと挫折してしまう可能性が高い。

筆者は幼いころから馬術をしていたので馬との生活が当たり前だったが、高校時代は特に他の部活や同級生が羨ましく思って悔しかった。

私の周りには高校から馬術を始めてすぐに嫌になって辞めていった仲間がたくさんいた。

 

筆者は何をゴールとしたのか?

では参考までに筆者は何をゴールとして考えたかお伝えしよう。

筆者の場合は大学馬術部の名門と呼ばれる明治大学馬術部から「推薦入試の声がかかる成績を取る」という事を目標とした。

正確には中学生のころから目標として高校馬術部に入った。

そして真っ先に行動したのは「明治大学馬術部」に「どうやったら推薦入試の声がかかるか聞いた」のだ

漠然と「声がかかればいいな~」と思うのではなく、具体的に全国何位になれば良いのか聞いたのである。

大学からの返答は「全国7位以上に入ってください」というものであったので、私の目標は3年以内に全国7位以上になったのだ。

 

ここで重要なのは漠然とした目標より、明確な目標の方がより良いということだ。

 

明確な目標を立てると順序が分かる

明確な目標がたてば後はそのゴールまでの道のりを考えよう

例えるなら階段だ。

21段の階段を上るのに3年かかるとすれば、均等割りで年間7段

しかし馬術というのはそう簡単に階段は登れない。先の見えない躍場が続いていたり、登れないような高さの一段も突如として現れる。

今年から入部したあなたには3年間の順序を計算するのはほぼ不可能だろう。

そこで助かるのは指導者である。

間違っても先輩に聞いてはならない。指導者に聞いてほしい

 

乗馬の指導をしている人は過去にも多くの生徒を見てきて。そして馬術をすることで進むゴールはさほど多くはない。

つまりあなたの目指すゴールを以前にも目指した人がいるということである。

その人を指導したのが今目の前にいるあなたの指導者なのだ。

3年後に厩務員になりたい、3年生でインターハイになりたい。どうすれば良いですか?今年一年でどこまで成長すれば良いですか?と質問をしてみてほしい。かなり的確な答えが返ってくるだろう。

 

ちなみに筆者は指導者と親の指示によって目標の明大馬術部に入ることが出来た

 

まとめ

このブログでは技術的なことも今後書いていくが、まずは本日の記事である「目標設定」についてしっかり考えてみてほしい

あなたの想像をはるかに超える大変な日々が待っていることは確かなのだ。

しかしゴールの設定とその道筋を指南してもらうことで、その辛い日々が通過点になりいずれ自分の糧になる。

何より辛さを忘れさせてくれるのは相棒である「馬」なのだが、その馬が嫌いになることも多くなると思い本日の記事を書いてみた。

ぜひ参考にしてみてほしい。

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