乗馬の勧めの中の人
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自馬を持ったとしてもその馬の最期まで連れ添うことはなかなかできないのが馬だ。
犬や猫と違い自宅で飼うことができないことはご理解いただけるだろう。
そして生き物である以上最期は死ぬということも理解できるはずだ。
では悲しい話だが自分が世話をできなくなったり、競技馬として使えなくなった馬の最期はどうなるのか?今回はそんなことに関して記事にしようと思う。
まさかの儲かるかも?馬の余力があったり、それを必要としている人がいれば・・・
もしあなたが手に入れた馬を必要としている人がいたとする。
そしてその人と話した結果、自分が購入した金額より高値で買ってもらえる可能性が生じることがある。
これは日本国内ではまだまだ少ないケースだが、ヨーロッパなどでは当たり前に行われている。
経験の浅い若馬であったり、未調教の乗馬を安い金額もしくはタダで手に入れ、トレーナーと共に育成し競技会へ出場しタイトルを取る。
それを繰り返すことによってあなたの馬を欲しがる人はどんどん増えていき、購入額より高値で売れることがあるのだ。
しかしそれまでにかかる費用(預託料、装蹄代、薬代、遠征費など)をペイできるほど上乗せできるかはクエスチョンで、筆者の考えでは自分が持っている期間が長ければ長いほど難しくなると思う。
このブログを読んでいるであろうほぼ初心者、中級までの人がこの話を実現するにはしっかりとした指導者、管理者、指揮者のような立場の人が必要だろう。
馬の老後施設
人間と同様「老人ホーム」のような施設が馬には用意されている。
1つの例を挙げると、鹿児島県霧島にあるホーストラストという施設がある
この施設は調教などを行わない牧場のような施設で馬を多頭飼いし、本来の姿である群れで生活をさせる
その馬のオーナーは管理費として月額33000円を支払う。
馬の最期、つまり火葬までを請け負ってもらえる施設だ。
人間の老人ホームを想像すればいいだろう。
乗ることの出来ない馬に33000円は高いと感じるか、今まで苦楽を共にした愛馬への恩返しと考えるか
それはそれぞれ違うかもしれない。
安楽死
一番多いお別れの方法が安楽死だ。
残念ではあるが、馬の生命を維持するにはコストがかかる。食事や獣医費用、また足腰が立たなくなると面倒を見つづける時間的コストがかかってくる。
元気でピンピンしている馬を安楽死させることは少ないが、怪我で動けなくなった馬や老馬で動けなくなったなどを安楽死させることはある。
残念だがしかたないのだ。
まとめ
なるべくなら考えたくない事ではあるが、必ず考えないといけない愛馬の最期。
自馬を持つ前に考えてみるのも重要ではないだろうか?
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