乗馬の勧めの中の人
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オリンピックのチケット申し込みなどで
馬術の競技情報を見た方は多いのではないだろうか?
その際
・障害
・馬場
・総合
この三種目があったのはお気づきだろうか?
何が違うかわからない方も多いと思うので、本日はその違いについて説明させていただこうと思う。
障害馬術
多くの人が想像する馬術の競技がこの障害馬術だろう。
競技場内に設置された様々な形、高さの障害物を規定時間内に飛び越えゴールしなければならない。
もちろんその障害物を跳ぶ順序も決まっており、少し触れるだけで簡単に落ちてしまう仕掛けのバーを
飛び越える迫力のある競技だ。
見どころはやはり、大きな障害物をミスなく飛越し、スピードを出さなければ間に合わないような
規定タイムないで疾走する人馬を応援するところだ。
馬場馬術
競技場内の長方形のアリーナで馬に乗って演技をする競技である。
20m×60mのアリーナ内で規定された演技をする規定演技と、自らが考えた演技を音楽に合わせて行う自由演技で争う。
フィギアスケートを想像するとわかりやすい。
各ポイントには採点者がいて、得点率で勝敗を付けることになる。
始めて馬場馬術を見る人は馬がなぜあのような動きをするのか?マリオネットのようにひもで操られているのではないか?と
感じてしまうほどの素晴らしい動きをする。
総合馬術
一頭の馬で三日間競技を耐え抜くのがこの総合馬術だ。
初日に馬場馬術、二日目にクロスカントリー、最終日に障害馬術をこなす。
初日と最終日はさきほど説明したのだが、クロスカントリーについて説明しよう。
クロスカントリーとは
自然の地形を活かしたコースに天然木やタイヤ、柵などを使って固定された障害物を
設置しそこを走る競技。
障害馬術と違い固定障害なので、ぶつかれば転倒、怪我の可能性が高く
急こう配などの地形を活かしているので、さながら映画のワンシーンのような
馬の疾走を見ることが出来る。
三日間のトータルポイントで争う競技だが、ハードなクロスカントリー後に
行う「ホースインスペクション」と呼ばれる獣医師による馬体チェックで
最終日に進めない人馬も多く出てくる。
競技だけでなく馬の体調管理も重要視される競技だ。
最後に
馬術の競技は知らない人からすると「何を見れば楽しいのだろう?」と考えてしまうかもしれない。
しかしすべての競技にはそれぞれの見どころがあり、オリンピックとなればすべての競技において
世界トップレベルが日本に集う。
可能な限り多くの競技を見てみてほしい。
最後になるが、よく知り合いに「どれが楽しいの?」と聞かれる時に私が答える回答をお伝えしよう。
「同じスケート靴をはく競技でもフィギアスケート、スピードスケート、アイスホッケー
どれを見てもそれぞれの面白さがあるでしょ?同じなんだよ!」
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