障がい児対象乗馬体験について

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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

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タウンニュース鶴見区版より

障がい児・者を対象とした乗馬体験が、5月25日、入江川遊水地スポーツ広場=馬場7の11=で開かれる。

この体験会は、寺尾や馬場周辺の自治会長から成る市民団体「ふるさと再発見『寺尾奉行』」が主催。小児脳性まひの双子を育てる区内在住の熊木佳子さんが共催。区社会福祉協議会、馬場、東寺尾、駒岡の地域ケアプラザが協力する。

何度かこのブログで紹介をしている「障がい者」の乗馬体験

本当にすばらしい事だと思う。

上記の記事にもあるように小さなお子さんがならなお良いかもしれない。

 

では小さなお子さんが障がいを持っていて、その親御さんが心配になること・・・それは安全面だろう。

本日は安全面の問題と「ホースセラピー」と呼ばれているこの障がい者乗馬体験について記載しようと思う

安全面

お子さんが自分で上手に立つことが出来なかったり、腕を上手に使うことが出来ない場合

落馬という危険性を感じる方が多いのではないだろうか?

馬を管理する側としても事故を起こすわけにはいかないので、ホースセラピーに使用する馬は一番おとなしい馬や全てを分かっているような高齢の馬を使うことが多い。

そして馬という動物は遺伝子の中に「人を乗せる」という事が組み込まれている動物であるため

自分の背中の上に乗っている人の力量を分かっている。

つまり、おとなしい馬が背中に子供や身動きの上手でない人が乗っているのを分かることで、かなり安全に障がい者乗馬が出来るのである。

さらに何かあってはいけないので、インストラクターや保護者が左右前後を取り囲み乗せることが多い。

これによって万全の安全性を保っているのだ。

 

ここで乗る側のお子さんに一つだけ注意してほしいことがある。

それは馬は「大きな音に弱い」という事だ。

突然大きな音が聞こえるとおとなしい馬もビックリして立ち上がったり、後ろ足を蹴り上げたりしてしまう。

驚くという字に馬が入っているが、大人しい馬でも驚くと思いもよらない行動をとるのだ。

もしお子さんが大きな声や興奮している状態ならまずは落ち着くまで待って、それから馬に近づくように注意をしてほしい。

 

ホースセラピーの効果

障がい者乗馬体験をホースセラピーと呼んでいる。

このホースセラピーは大きく分けて2つの効果があると言われている。

 

ひとつは精神的安定を生むということだ。不規則で動く馬の動き

この動きは1/fゆらぎと言われていて自然界に多く存在する癒し効果のあるものの一つだ。

筆者もこの効果を身を以て経験しており、多くの障害者が馬に乗る前と乗った後で

穏やかになったのを見たことがある。

また馬という動物の性格は攻撃性が少なく、穏やかである。

対峙する人間が障害を持っていて力が弱かったり、子供であったりするのを理解できる数少ない動物の一つだ。

馬は障害を持っている人などがいると優しく鼻先で触ったり、時にはペロッと人を舐めてみたりと優しい行動をとってくれる。

これは乗る以上に癒し効果があると言われていてもしあなたの家族が乗馬を怖がり、乗ることを拒否したとしても馬の近くに行くだけで良い効果が得られるだろう。

 

もうひとつは身体的成長が見込めるということだ

これは一度ではなかなか効果が現れないが、乗馬を継続することで体幹が強くなってくるのである。

馬上はその動きから体幹が強くなるスポーツの代表的なものとして有名だ。

バランスボールとかなり似た効果が得られる。競馬学校騎手課程の生徒(ジョッキーの玉子達)は馬に乗っていない時、バランスボールの上で練習することが有名なくらいである。

この体幹の強化だが一般的な筋トレでは鍛えることが出来なく、一度鍛えられると落ちにくいという性質を持つ。

体全体のバランスを整える筋肉になるので障がいを持った方にとって効果は絶大だ。

何回通えば良いかという目安はないが、筆者の考えで月に4回ほど通ったとして1年くらいすると効果が見えてくるのではないかと考えている。

そこまで筋肉がつくという訳ではないが、普段使わない体の組織を使うことで運動不足になりがちな子供にピッタリなのだ。

 

まとめ

このようにホースセラピーを体験させることで良い方向に向かうことがわかっていただけただろうか?

まずは一度乗せてみる、その反応を見て次に進むか考えても良いかもしれない。

そうそう!最後に「ニンジン」などを持っていても良いと思う。

乗るのを怖がっても餌を手であげると喜ぶ障がい者の子供を筆者は何人も見ている。

乗馬や餌やり体験がお子さんの笑顔につながることを期待してこの記事を終わろうと思う。

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