安全鐙の必要性~初心者から上級者まで~

安全鐙の必要性~初心者から上級者まで~
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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

技量、経験値にかかわらず起こる可能性のある事故

それは「落馬」である

筆者も幾度となく落馬を経験したし、周辺でも落馬をした人は何度も見ている

今回は落馬の際大きな事故を回避する道具「安全鐙」※あんぜんあぶみ について説明しようと思う。

決して高い買い物ではないので購入の検討をした方が良いだろう

落馬の際一番危険な事

みなさんは「落馬」の際一番危険な状況は何か?と聞かれた場合何を想像するだろうか。

多くの人は「馬に踏まれる可能性」と答えるだろう

しかし実際は違うのである

落馬の際、人間のつま先が鐙の奥に入り込み抜けなくなる事故が一番危険なのだ。

抜けなくなったつま先のまま落馬をするとどうなるかというと片足でぶら下がった状態になり、

そのぶら下がった人に驚いた馬が走り出す。

人をぶら下げたまま暴走するので、死亡事故などにつながる

世界中で毎年大事故を起こしているのが、実は踏まれることより鐙に引っかかる事故なのだ。

これはクロスカントリーの映像だが、どのようになるか見てもらいたい

すこしショッキングな映像だが、ライダーである限りいつでもこの危険は付きまとう

引っかかりを防止するために開発されたのが安全鐙

 

この安全鐙は片側がゴム製になっており、落馬の際ゴムが外れる設計になっている。

海外ではもっと立派な商品が出回っており、馬具屋でも最新設計のものは増えてきているが

価格がそれなりに高額になってしまう。

参考までにalibabaの通販サイトから写真を転載したが、金属製のものは一万円以上

プロ仕様の強化プラスチック製だと二万円ちかくかかってしまう。

今回紹介した商品リンクでは楽天で4,690円なので、このブログの読者層である初心者には適しているのではないだろうか?

ジュニアやチルドレンライダーの日々のトレーニングに用意してあげれば想定外の事故防止につながる

 

まとめ

指導者によっては「それほど必要性がない」という人もいるだろうが、「転ばぬ先の杖」ならぬ「転んだ場合の鐙」として

保険と思って付けておくのがベストだろう。

冒頭でお見せしたビデオはいかなる場合もライダーに降りかかってくる。

少しでも安全に、そして楽しく馬術をしてもらいたいと思いこの記事を書いた次第だ。

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