乗馬の勧めの中の人
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乗馬の道具を買い揃えるにあたって疑問に思うことはいくつかあると思う。
その中で長靴をオーダーメイドで作るのが良いのか?まずはゴム製の長靴で良いのか?という疑問を
持つこともあるだろう。
今回はその疑問について20年以上乗馬をしてきた筆者なりの見解を書こうと思う。
ぜひ参考にしてみてほしい
ジュニアならゴム長靴一択
お子さんに乗馬を習わせるならゴム長靴一択だ。
まず革長靴の特性から書こうと思う。
革長靴はオーダーメイドで作る為、比較的自分の形にあった物が届くのだが、革製品特有である新品の時の固さを持っている。
その長靴を履き込むことによって自分にピッタリ合った長靴にするのである。
しかしジュニアの場合、履き込んでいるうちに子供の成長が進み、結果としてサイズが合わなくなってしまうのだ。
しっくりくる柔らかさになる頃には足のサイズが合わないなんてことも多く、金額の面でもったいないことになってしまうのである。
また革製品は水に弱いという事もあげられる。
乗った馬の手入れのたびに長ぐつに履き替えたりできる環境なら良いのだが
私が見てきた限りジュニアの子たちは履き替えるほど時間的余裕や革長靴を大切にすることが出来ないのが現状だ
クリームなどで手入れも良いとは思うのだが、ジュニアの子はなかなかしないのが実情である。
ゴム長靴の利点
では筆者がジュニアにお勧めするゴム長靴の利点を話そう
上記の内容にも被るが、まずどんな水でも問題なく履いていられる。雨上がりの馬場だろうが、手入れ中の水だろうが何でも対応できる。
そして比較的安価なものが多いので成長に合わせて買い替える事も容易だろう。
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シニアは革長靴をお勧め
足のサイズが決まったシニアにはぜひ革長靴をオーダーで用意してみてほしい。
これはシニアの初心者でも是非と思っている。
その理由は
上達の速度が違うということだ。
乗馬というのは自分の脚のちょっとした指示で馬と細かなコンタクトをとるスポーツだ。
自らの足にピッタリ合った革長靴を履き込むことで、ほんの少しではあるが上達のスピードが上がるのは確実である。
また週に一回程度の乗馬を予定している場合、革長靴が馴染むまで半年以上かかるだろう。
そういった意味でもなるべく早く革長靴を履き始めることをお勧めする。
購入先は全国色々なショップがあるのでここがお勧めというものは言い切れないが
しっかりと採寸をしてくれ、希望の革、デザインのアドバイスにしっかり乗ってくれる店を探そう。
入会した乗馬クラブのインストラクターなどに聞けばすぐに教えてくれるはずだ。
また各地で行われている大きめの競技会では採寸をその場でしてくれるショップも出ているので
競技会に足を運んでみるのも良いだろう。
革長靴の水対策
雨上がりの馬場であったり、洗い場の周辺を歩く際、水対策として必須なアイテムがシリコンブーツだ。
これは革長靴の上から被せる靴下のようなデザインのもので、このまま乗っても大丈夫なくらい薄いつくりをしている。
価格も5000円前後なので、オーダーで革長靴を購入する際あわせて買っても良いだろう。
これがあるのと無しでは長靴の耐久が全然違ってくる。
まとめ
今回は長靴について私なりの考えを書いてみたこの記事を読んだ皆さんが無駄な買い物をせず、楽しんで乗馬を続けてくれたらとても嬉しい。
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