乗馬の体重制限と年齢制限について

乗馬の体重制限と年齢制限について
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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

私が長年乗馬をしていると話すとよく聞かれるのが

「体重制限と身長制限厳しいんでしょ?」

「何歳まで出来るの?」

という質問だ。結論から話すとほぼ関係なく、制限など気にしなくて良いと言える。

今回の記事は乗馬を楽しむ上での制限についてお伝えしようと思う。

体が大きいから無理だなどと諦めずにぜひ乗馬を楽しんでほしい。

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体重制限と身長制限について

皆さんがイメージする体重制限が厳しいのは競馬のジョッキーの話であって趣味などの乗馬にはほぼ関係ない。
もちろん100キロを超える体だと馬にも負担があり厳しいが、一般的な体重80キロくらいまではなんの問題もなく乗馬することができる。

また身長に関しても小さいのは競馬のジョッキーで乗馬では全く関係ない。

むしろ大きい方が有利な場面もある。

この動画を見てほしい


馬術・福島大輔【みらいのつくりかた】

リオオリンピックにも出場した福島大輔氏だ。世界トップクラスの技術の持ち主だが決して小さな体ではない。

JOC(日本オリンピック委員会)のホームページで福島氏のプロフィールは178センチ68キロとある。

では何故競馬のジョッキーと違うかというと目的の違いがある。
競馬のジョッキーは馬を早く走らせ、スピードで勝負をする。
それに対して福島氏もしている障害馬術は馬を弾ませて高い障害を飛び越えることで勝負をする。
(ものすごく安直に書いているが、詳しく書くととてつもない量の文章になるのでここはこのまま読んでほしい)

この障害を飛び越える馬はサラブレッドより大きなことが多く、ジョッキーのように小さな体では抑えられない事もある。

そんな競技なので体が大きい事も良いのだ。

これから乗馬を始めようと考えている皆さんは、障害などまだ考える必要ない事だが、何を伝えたいかと言うと

大きな体でも大丈夫だよ!

という事だ。

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逆に小さな体でも大丈夫なのか?

もちろん小さな体の人も大丈夫である。
ジョッキーを目指している子供が乗馬を習うのはよくある話で、そのままジョッキーにはならず乗馬の世界に身を投じる人も少なくない。
乗馬は力や腕力で馬を操るのではなく、適切な扶助で馬を操るスポーツだ。

体が小さいからと諦めることはない。

年齢制限について

何歳から乗馬を始めることが出来るのか?という質問に答えたいと思う。

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一番下の年齢

乗馬クラブ最大手のクレインでは小学1年生から会員募集をしている。
筆者は親族に乗馬をしている人間がいたので、
幼稚園の頃から馬に乗っていたが周りを見るとだいたい小学1年くらいから始めている子供が多かった。

もしあなたがそれ以下(1~5)歳の子供に乗馬をさせたいと思うのであれば、本格的な乗馬ではなく体験ポニーなどを有効活用して馬に乗る恐怖心などを取り除いてやれば良いと思う。体験ポニーの話などは別記事に書いてあるのでそちらを見てほしい

 一番上の年齢

では次に何歳になっても乗馬を始めることが出来るのか?という話だが、答えは

何歳でも可能

あなたは1941年生まれのロンドンオリンピック選手法華津氏をご存知だろうか?


「日本人最年長」71歳で・・・3度目の五輪出場へ(12/03/05)

法華津氏は若い頃から乗馬をしているのでオリンピックに出場しているが、乗馬に年齢は関係ないという事をご理解いただけるだろうか?

乗馬は体に負担の少ないスポーツとして知られている。あなたがもし年齢を理由に新しい事を始めるのに躊躇しているならぜひ乗馬にチャレンジしてもらいたい。

一度乗れば年齢など忘れ夢中になるはずだ。

まとめ

今回は体重制限と年齢制限についてお話をした。これを読んでもらえればほぼ全ての人が参加する事をできるスポーツという事を理解してもらえたはずだ。また乗馬の魅力は乗る事だけでなく、馬の世話からずっと一緒にいることにある。ぜひ乗馬の施設に足を運んでほしい。そこには新しい発見と楽しみが待っている。

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