あなたは何になりたい?競馬関係の仕事あれこれ

あなたは何になりたい?競馬関係の仕事あれこれ
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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

乗馬に興味を持っている人の中には将来競馬の世界で働こうという思いを持っている人も少なくない。そんな人々のために競馬関係の仕事を書き出していこうと思う。

それぞれの仕事の詳細はこれから徐々に書いていくので、まずは職種について書いていく。

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はじめに

競馬に関係する仕事を書く際、大きく分けて2種類の仕事に分けるとしよう。

  1. 競馬の賞金によって生計を立てている職
  2. 競馬の運営によって生計を立てている職

この二つは似ているようで全然違う。ではそれぞれ紹介する。

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競馬の賞金によって生計を立てている職

馬主、調教師、ジョッキー、厩務員、牧場関係者が主な職種だ。これ以外にもその派生先として馬具屋、馬運車屋、資料屋、など付随する職はあるがまず競馬の賞金に直結する仕事を挙げた。

この職の特徴

この職は競馬運営母体である競馬会(中央・地方)から独立して運営をしている。競馬会の出す賞金を馬を使って競い合っているのだ。しかし競馬会と全く関係ないのかと言えば違って、馬主資格・調教師資格は運営母体が審査するし、ジョッキーや厩務員は競馬学校という競馬会が運営する特殊学校の卒業が義務付けられている。

牧場運営のみが完全独立になっているが、現在牧場が馬主を兼ねていることも多く結果馬主資格を競馬会から審査してもらっている。

競馬の運営によって生計を立てている職

みなさんが競馬を見るとその運営をしている多くの職業を見ることになる。

例えばゲートに馬を誘導する人、スターター、誘導馬に乗っている人、馬券売り場の管理人、レース結果の放送をする人などなど

また競馬開催場以外にもテレビCMを作っている人、ウィンズという馬券販売所の管理をしている人など書き出したら書ききれないほどの職種がある。

この職の特徴

この職は運営母体(地方・中央)競馬会に所属してお給料をもらっている人達だ。レースの結果が収入に反映されることがなく、年間の観客動員数と馬券売上の増加に向けて日々仕事をしている。

数字の話をすると競馬の控除率は25%である。つまり100円の馬券が売れたら75円をお客さんへの払戻金としてオッズを決めている。そして残りの25円から10円を国庫納付金として国に収め残りの15円をこの職の人達の給料として支払っている。(もちろん全てが給料というわけではないが・・・)

多くの人たちがこの運営に携わっており、その職種も多岐にわたっている。

もしあなたが競馬の世界に進みたいと思ったら

まずこの大きな枠組み

  1. 競馬の賞金によって生計を立てている職
  2. 競馬の運営によって生計を立てている職

どちらの職に就きたいかという事を考える所から始めた方が良い。これからこのブログでは代表的な職業への進み方を紹介するつもりだがこの1と2に向かう方法は全く違う道のりなのだ。

漠然と競馬の世界で働きたいと考えるのではなく、目的を持つことによって道のりが見えてくる。

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