馬の行動を理解してあげよう

馬の行動を理解してあげよう
The following two tabs change content below.

乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

馬と触れ合う上で、馬の行動を理解することは非常に重要です。

馬がどのような状態であるかを理解することで、馬の健康や安全に配慮しつつ、より良いコミュニケーションを取ることができます。

今回は行動について勉強していきましょう!

馬の行動には、様々なものがありますが、ここでは代表的な行動とその意味について紹介します。

まず、馬が耳を前に向けることは、興味を持っていることを表します。

また、しっぽを上げることは、馬が興奮していることを表します。

一方で、耳を後ろに向けることは、怒っていることを表し、怒りが強くなると耳が完全に後ろに向きます。

これらの行動は、馬がどのような状態であるかを把握する上で重要です。

Advertisement

次に、馬がお互いにどのように接するかを見てみましょう。

馬がお互いに鼻を合わせることは、挨拶をする行動であり、同じ群れにいる馬同士の親睦を深めるために行われます。

また、まれに見られる顔をなめる行動、お互いの首を交差してこするのも、親睦を深めるための行動です。

 

一方で、蹴りをすることは攻撃的な行動であり、馬同士のランキングを決めたり、食べ物をめぐって争ったりする際に行われます。

あきらかにケンカをしているような行動をとります。

 

馬の行動には、自分自身を守るための行動もあります。

馬が真上に向かって飛び跳ねることは、他の馬や外敵から身を守るための行動であり、プレイフルな気持ちで行う場合もあります。

後足を蹴り上げるのもそうですね。

 

馬の前かきとは、前脚を交互に上げて着地する動作のことを指します。招き猫のような動きで、地面にカツカツと蹄を当てます。

馬が疲れたり興奮したりすると、前かきをすることがあります。また食べ物を要求する際にも前かきをします。

前かきが多い場合、馬がストレスを感じている可能性があります。

前かきを一切しない馬もいます。

これらの前かきは、馬の気持ちを表現する手がかりとなります。

前かきが多い場合には、馬がストレスを感じている可能性があるため、注意が必要です。

馬の前かきを理解することで、馬の気持ちや健康状態を把握することができます。

Advertisement

前かきのトラブルとして蹄鉄が削れたり、足へのトラブルも生じることがあります。

馬の前かきを改善するためには、まずはストレスの原因を突き止めることが重要です。

馬がストレスを感じている場合には、運動量を調整する、放牧時間を増やす、仲間との交流を増やすなど、環境を改善することが必要です。

また、馬に適切な食事を与え、十分な休息をとらせることも大切です。

馬の前かきに関する注意点として、前かきをする馬に近づきすぎないことや、馬が身動きできる十分なスペースを確保することが挙げられます。

また、前かきが多い馬に乗る場合には、自分自身の安全を守るためにも、指導者のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。

前かきだけでなく、立ち上がったりとトラブルを多く持っている場合があります。

 

以上のように、馬の行動にはそれぞれ意味があります。

馬と接する際には、馬の行動を観察することで、馬がどのような状態であるかを理解することができます。

そのため、馬と接する際には、馬の行動を理解することが必要不可欠です。