乗馬の勧め

ブログで乗馬について伝える事とは?

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乗馬の勧めの中の人

父親が乗馬の仕事をしていた関係で2歳から乗馬を開始。 大学では強豪と言われる馬術部に所属していた。 乗馬歴21年ほど。 インターハイ、国体、全日本に出場 初心者やこれから始める人にフォーカスを当てた記事を執筆

はじめに

先日小学生の頃からの乗馬仲間M君と酒を飲んでいて、このような話になった。

私「初心者に文章で乗馬を教えるのって難しくない?」
M「そうだな。俺らは小さい時に初心者を通り過ぎているし、そんな小さい子に対して文章なんかで教えなかったよな」

私「そうだよね。でも乗馬って感覚のスポーツだから結局そっちの方が良いのかね?」
M「実際、俺も調教助手として競馬の世界でバリバリ働いているし、おまえも全日本出場まで出来ている訳で。結局文章や学術書で一概に書けないのが乗馬じゃないの?」

その話をしながら、このブログの事を考えていた。
本日は私なりの考え方をお伝えしようと思う。

インストラクター資格を取っていない

私は長い乗馬人生の中でインストラクターの資格を取得していない。
しかしインストラクターの資格試験で使う教科書は何度も見たことがある。

そこに書かれている内容は
「乗った際の感覚を、難しく専門用語で書いている」といった内容だった。

確かに試験をするためには専門用語を使って、
覚えていなければダメと線引きをする必要がある。

しかし難しい表現、文章での知識は初心者にとって必要な物なのか?

このブログで読んでもらおうと思っている人

私のブログにて、次のような人に読んでもらおうと考え執筆している。

・これから乗馬を始めようと思っている人
・初めて間もない中で、ちょっとした疑問を持っている人
・学生馬術で入部した人
・競馬の世界に入るため乗馬をする人

このような人達にとって、専門書のような難しい表現での説明が必要なのか?
と考えた際、私はいらないと考えたのである。

学術書を読んだ場合のメリット、デメリット

メリット

学術書には技術だけでなく、馬体学なども記載されており、
骨格や筋肉の造りを知ることで乗馬の運動の効率化を図ったり、怪我の予防などが可能になってくる。

初心者向けの学術書には、正しい馬の姿勢やハミの操作方法などがあり、
難しく思っている事がクリアになることもある。

デメリット

私が一番危険と感じているのは
「知識だけの頭でっかち」にならないか?という事である。

知識だけ詰め込むことによって、馬の上でおかしな姿勢になったり、
指導者の指導に純粋に向き合えなかったりする可能性がある。

一つ例をあげると、
ハミ受けといって馬と人間が上手にコンタクトを取れている状態を学術書で学んだ場合。
つい馬の頭の位置ばかりを気にしてしまい、一番重要な馬の推進力を失っていることが多い。
その結果、頭を巻き込む「カラッはみ」状態になるのだ。

初心者の皆さんがこの「例」を読んで、状況が分かるだろうか?
たぶん分からないと思う。

しかし何度も騎乗回数を重ねるうちに自然と分かってくる感覚なのである。
その時に初めて専門用語で書かれた説明を読むとよく分かるだろう。

まとめ

このブログではこれから始めようと思っている人が
持っていると良いモチベーションや、
初心者の人が続けられるにはどのような感覚を身につければよいかということに
スポットを当てて記事を買くことが多い。

私の持論になるので、人によって考え方が違うかもしれないが
「気軽に乗馬を続ける」
には最適な考え方だとおもう。

シンプルに「継続」が力になると信じ、
頭でっかちにならないよい気をつけていただきたい。

大丈夫。心配しないでほしい。

今月出来ないことは来月出来るようになって、さらに成長することになるはずだから。

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