乗馬の勧めの中の人
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乗馬を習う際、安全面も心配だが最初はどのような練習をするのかということは皆さんの気になる一つであろう。
今回は代表的な練習について紹介しようと思う。
以前書いた記事(安全性について)も合わせて読むと疑問の解消につながるだろう
調馬索・曳き馬と部班
乗馬クラブで習う場合と部活、JRA乗馬センターで習う場合で2種類の練習方があると筆者は考える。
まず乗馬クラブで初心者などに教える際よく使われる練習方が調馬索という練習だ。
まず動画を見ていただこう
調馬索とは馬に長いロープをつけて、人間を中心とした円を書くように運動をさせる道具のことを指す。
その調馬索をつけた状態で鞍をつけ、人間が乗る練習を初心者の場合することが多い。
これは馬に慣れるためにするという意味の他に、指導者から練習者の動き、姿勢が常に見ていられるというメリットがある。
また馬を前に出すという扶助がまだできない練習者にとって追い鞭を使って前に出してもらえるメリットもある。
この調馬策の他に、短いロープを馬につけて引っ張ってもらう曳き馬という練習もする可能性がある。これは体験乗馬などでも行われる方法で、指導者と馬の距離が違いので何か馬が驚いたり、暴れたりした際すぐに制御することが可能になる。
デメリットは速歩より早い動きに対応することが出来ないという事がある。
この2つの練習方法は指導者と馬がロープでつながっているため、ほぼどんなトラブルにも対応が可能な安全な練習法だ。
部班
一度に多くの練習者を指導する際によく用いられる方法が部班だ。
部班は練習者が乗った状態の馬を一列に並べ運動する方法を指す。
この練習方法のメリットは一人の指導者が多くの人数を見る事ができ、練習者は調馬索に比べ自分で動かす練習になるという事がある。
デメリットは一頭の馬が暴れた際、つられて暴れる馬が出ることと前の馬について行くだけなので、しっかりとした扶助を覚えるまで時間がかかる可能性があるという事が挙げられる。
まとめ
わかりやすく例えるとすれば、跳馬索・曳き馬は個別指導塾、部班は通常の塾とでも言えるかもしれない。マンツーマンだからこそ指導が伝わることもあるし、集団練習だからこそ人の真似や競争で上達する可能性がある。
それぞれのメリットデメリットはあるが、初心者がより安全に楽しめるように考えるのが指導者だ。もしあなたが乗馬を習った場合このような練習をすると思うのでぜひ参考にしてもらいたい。
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